受け入れ洗浄機アンローダー設計
業務期間:2000年9月〜2000年10月
業務分類:リビルド
実施企業:C社
背景
C社新工場TFT工程立ち上げ時、潤沢な費用がなかったため、中古設備をM社から購入せざるを得なかった。購入した設備群の中で基板搬送ロボットは別件で報告のように多数の工程に改造後導入したが、このTFT先頭工程にもアンローダーとして投入せねば費用が不足する可能性があった。F社では全く異なった目的のために使われていた当該装置を改造設計しアンローダーとして導入した。
設計内容
- 別目的で使用されていた装置の開梱(M社からの輸送物)
- 上部不要物の撤去(カバー類、有人搬送車とのドッキング部)
- 寸法取り
- これから使うであろう分解した残りの部分の作図
-
4の部位に
- 安全カバー設計(ロボットが人に危害を及ぼさないための防護措置)
- モニタ、キーボード等を載せるための棚の設計
- エアー、真空、排気等ユーティリティー部の設計
設置
- リビルドに使っていた空き工程からの搬送を依頼
- 設置は自分達で実施。本体重量600kgと過剰に重い故、スライド治具を前もって設計製作してあった。これを使って設置後、ロボット本体の耐震用支持ステーをグレーティングに固定。
- 配線、通電、動作確認
- ロボットティーチング
- 製造担当者へのティーチングを含めた教育
製造コスト
ロボットは改造導入の中の約30台中の1台を使用したため50万円弱程度しか掛かってはいない。これはカバー類やキーボード、モニタ類を載せる棚や安全カバー類とエアー、真空、排気類等のユーティリティ供給部も含んだ金額である。数を造ったので非常に安価に仕上がっている。